近大相撲部新監督にOBの阿部智志氏「伊東前監督の遺志を受け継ぎ」

 近大(大阪府東大阪市)は30日、相撲部の新監督に同部OBで同大職員の阿部智志氏(41)が4月1日付けで就任することを発表した。1月18日に伊東勝人前監督が55歳の若さで急逝。新大関朝乃山(高砂)、初場所で幕尻優勝した幕内徳勝龍(木瀬)ら多くの人材を育成した名将の後任として、大学日本一奪還を目指す。

 同部は創部95年の伝統を誇る学生相撲の名門で元横綱旭富士(現伊勢ケ浜親方)、元大関朝潮(現高砂親方)らを角界に輩出。現役でも朝乃山、徳勝龍に加え、幕内宝富士(伊勢ケ浜)、志摩ノ海(木瀬)らが活躍している。

 阿部新監督は山形県酒田市出身。1997、98年全日本大学選抜鷹巣大会で個人3位、98年全日本学生個人体重別選手権大会優勝、西日本学生個人体重別選手権4年連続優勝などの実績がある。

 同大を通じ、新監督は「まだまだ未熟ではありますが、伊東勝人前監督の遺志を受け継ぎ、95年の伝統を誇る近畿大学相撲部を全国学生相撲選手権大会団体優勝に導けるよう、精進していきたいと思います。また、幕内優勝を果たした卒業生の徳勝龍関や大関に昇進した朝乃山関たちのように、角界で活躍できる人材、社会人として周囲から愛され信頼され尊敬される人材を育成できるよう、選手と共に全力で取り組んでまいります」とコメントをした。

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