イタリアに滞在の石川祐希 五輪延期に理解 来夏へ決意新た「より良いものに」

 今年7月に開幕し、56年ぶりの首都開催となる予定だった東京五輪が、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で来夏への延期が決まったことを受けて、バレーボール男子日本代表のエース石川祐希(24)=伊・パドバ=が25日、マネジメント会社を通じて、コメントを発表した。

 石川は現在、感染拡大が深刻なイタリアに滞在している。リーグは中断しており、練習も自粛が続いている状況。「オリンピック延期のニュースを聞き、驚きや戸惑い、残念という気持ちはもちろんありますが、新型コロナウイルスの感染状況が深刻化するイタリアで現在生活している自分としては、世界中で多くの人が苦しんでいたり、通常の生活がおくれていない現状や、所属するリーグを含めてほとんどのスポーツイベントが開催できない中では、考えられる判断だと思いました。今は、世界中の人が、健康で安全に生活できるようになることが第一だと思います」と、判断に理解を示した。

 「大変なのは決して僕たちアスリートだけではなく、携わるすべての方にとって、延期の影響や代償は計り知れないものだと思います。だからこそ、『アスリートファースト』ならば、今アスリートがファーストに行動すべきだと思います。周りにいてくださる方々のお力を借りながら、できることを一つずつ行動していきたいです」と関係者の苦労を思い、改めて「時期が先になってしまっても、僕個人にとってのオリンピックの位置付けや目標は変わりません。延期になったオリンピックをより良いものにすること、より高いパフォーマンスでプレーをし、たくさんの方にスポーツの力を感じていただけるように、日本代表選手としてオリンピックの舞台に立つためのやるべき準備を続けていきます」と、夢舞台への決意をつづった。

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