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日本陸連 短距離2種目出場に4つのノルマ 決勝級記録、日本選手権2冠、リレー尽力

 東京五輪の陸上男子400メートルリレーに万全の状態で臨んで金メダルを獲得するため、個人の100メートルと200メートルの出場を原則1種目に絞る代表選考案を検討していた日本陸上連盟は19日、都内で理事会を開催し、東京五輪日本代表選考基準の修正案を審議し、承認した。選考要項に種目制限の文言を入れなかったが、金メダルの期待が懸かる400メートルリレーには独自の戦略をまとめた。

 2種目出場のためには「(1)当該競技者が100M及び200Mで少なくとも決勝進出の可能性を示す記録水準に到達すること、(2)日本選手権の100M、200M両種目優勝、(3)2種目出場が強い負荷がかかることを認識した上で400Mリレーにも出場する強い意思があること、(4)400Mリレーで最高のパフォーマンスができるよう、最大限の準備をする意思があること。そのためにリレー準備に向け強化委員会が計画し、参加を求める遠征、競技会及び合宿に、強化委員会に、強化委員会が特に認めた場合を除き、すべてに参加すること」という4つの条件をすべて満たすことが前提とされた。日本陸連は登録メンバーがリオ五輪の6人から5人になったこと、19年世界選手権よりも日程が厳しいこと、個人種目を棄権した場合、それ以降はリレーも含めて出場できなくなることなどを理由としており、この戦略は強化委員会、強化対象競技者の専任コーチとのミーティング、専門委員長会議で議論し、総意で決定したという。

 日本陸連の麻場一徳強化委員長は、戦略について、選考要項のような拘束力は持たないものの、「申し合わせ事項」と表現した。「決勝の可能性を示す記録水準」については、数字は明示しなかったが、過去4年の世界ランク8位平均にあたる強化選手標準記録の「シルバーが目安になる」とした。20年度のシルバー記録は100Mが9秒93、200Mが19秒94とともに日本記録(100M9秒97、200M20秒03)を上回るタイムが設定されている。

 日本勢では100M日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(21)が、個人100、200M両種目出場、リレーを含めた3種目出場を目指しているが、実現には高い“ノルマ”が課せられることになった。

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