スピード新浜立也 総合初V!最終レースで驚異的タイム34秒07

 「スピードスケート・W杯最終戦」(8日、ヘーレンフェイン)

 男子500メートルの新浜立也(高崎健康福祉大職)が34秒07の好タイムで優勝し、男子の日本勢で清水宏保以来19季ぶりとなる種目別総合優勝を果たした。女子500メートルの小平奈緒(相沢病院)も種目別総合で3季ぶり3度目の頂点に立った。レースは37秒19で2位だった。男子500メートルで新浜は今季3勝、通算6勝。松井大和(日大)も34秒36の3位で表彰台に上がった。女子マススタートの高木菜那(日本電産サンキョー)は4位。

 爆発力と安定感。相反する二つの要素を兼ね備えたスプリンターになりつつある。男子500メートルを34秒07の驚異的なタイムで制し、種目別総合優勝もつかんだ新浜は「上位で安定して滑れた。自分にとって大きな価値がある」と喜んだ。

 課題のアウトスタートだった7日のレースを34秒31で滑り、インスタートで迎えたこの日は低地での世界最速記録を更新。100メートルの通過は全体2位の9秒46。持ち味のバックストレートでダイナミックに加速し、難しい最終カーブでの減速を最小限にとどめた。

 今季は世界の舞台で常に4位以上をキープ。新エースは「(北京五輪で)確実な金メダル候補として名前を挙げられる存在になりたい」と自らへの期待を膨らませた。

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