【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は4日、スイスのローザンヌで理事会を開き、男女平等の観点から夏季五輪の開会式の旗手に男女1人ずつをペアで起用できる新ルールを決定した。東京五輪から適用する。これまでは各国・地域1人で、前回の2016年リオデジャネイロ大会で日本は陸上男子の右代啓祐(国士舘ク)が旗手の大役を務めた。
IOCのバッハ会長は「東京五輪では女子の参加比率が過去最高の48・8%に達する」とした上で「全ての国・地域にこの選択肢を利用するように促す」と呼び掛けた。
東京大会以降の夏季五輪で、出場枠を特別に付与することも決めた。