日本陸連 批判多数も…東京マラソン開催意義強調「沈滞ムードに元気与えられた」

 「東京マラソン」(1日、東京都庁~東京駅前)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=が日本記録を更新する2時間5分29秒で日本人トップとなる4位に入り、東京五輪最後の1枠確保へ大きく前進した。

 沿道での観戦自粛を求めていた中で多くの観客が声援を送ったことについて、尾県貢専務理事は「決して少ない数ではないと思った。もうちょっと自粛を徹底できる期間があれば良かったかなと思いました」と振り返った。ただ「例年に比べると、かなり少ない数ではあった」とし「多くの方がテレビやインターネット観戦に切り替えてくれたことは感謝しています」と語った。

 また、約3万8000人が走るはずだった一般参加を中止し、エリートの部の約200人のみと規模を縮小した中で無事レースを終えたことについては「私たちとしては、この走りが今沈滞している日本のムードに少しでも元気を与えることができたのではと考えます」と尾県専務理事。「批判的な意見はよく存じています。苦渋の決断でしたが、終わってみて、よかったと思っています」と率直な思いを吐露した。

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