厳戒態勢で新弟子検査 春場所中止なら初土俵延期に…

 「大相撲春場所」(8日初日、エディオンアリーナ大阪)

 春場所の新弟子検査が2月29日、大阪市内の大阪警察病院で行われ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳戒態勢の中、45人が受検した。新弟子全員、立ち会いの親方衆、報道陣も全員マスク姿。取材も病院外で行うよう義務付け、院内感染への対策を徹底した。

 3月1日、臨時理事会で春場所が中止か無観客開催かが決まる。相撲界にとっては前例のない事態。中止となれば、新弟子の初土俵も延期になる。審判部長代理の境川親方(元小結両国)は「15歳の子もいるからね…」と大変な時に相撲界に飛び込む新弟子らの心中を思いやった。

 新弟子の中には「かかると怖い。(ウイルス感染に)なると(春場所が)なくなる。そういうのは嫌」と不安の声もあった。

 受検した全員が体格基準(身長167センチ、体重67キロ以上=中学卒業見込み者に限り身長165センチ、体重65キロ以上)をパスした。内臓検査の結果を待って春場所初日に合格者が発表される。

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