ロコ・ソラーレが4年ぶり頂点「我慢して戦えた」 世界選手権へ

 「カーリング・日本選手権」(16日、軽井沢アイスパーク)

 決勝が行われ、2年連続同じ顔合わせとなった女子は平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが前回優勝の中部電力を延長の末7-6で下し、4年ぶり2度目の優勝を飾った。ロコ・ソラーレは3月の世界選手権(カナダ)の出場権を獲得した。男子はコンサドーレがTM軽井沢を6-4で退け、2年連続2度目の優勝。男子は世界選手権出場枠を獲得していない。日本が22年北京五輪の出場枠を得た場合、今回と来年の日本選手権を連覇したチームが五輪代表に決まる。

 4年ぶりに頂点に立ったロコ・ソラーレの4人があふれる涙をぬぐった。スキップ藤沢は「正直苦しくて、きょうも寝られなかった」と胸の内を明かし、安どの表情を見せた。

 4-5で迎えた第9エンド。藤沢はハウス内右手前のストーンを生かして円内左奥の石に当ててはじく、逆転のスーパーショットを披露。ピンチから一転、中部電力の石2個を出す「ダブルテークアウト」で2点を挙げ、勝利を引き寄せた。

 北京五輪代表争いでライバルの中部電力を一歩リードした。世界選手権は銀メダルだった16年大会以来の出場。藤沢は「(銅メダルの)平昌五輪は過去のことで、次に向けて前進している。強くなった部分を見せられたら」と世界の頂点へ視線を向けた。

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