入江陵介が賞金制度を歓迎「新しい風」 今大会から初導入

 競泳のコナミオープンは15日、東京辰巳国際水泳場で開幕する。14日は公式練習が行われ、男子背泳ぎの入江陵介(30)=イトマン東進=は、今大会から初導入される賞金制度を「新しい風が入った感じ。すごく良い流れになる」と歓迎した。

 日本新記録で500万円、世界新記録で3000万円がコナミホールディングス株式会社から与えられる。関係者は「夏(の東京五輪)に向けてモチベーションになってくれれば」と選手を応援したい考え。入江は「お金がなければケアに行けないし、トレーニングに必要な物も買えない。今後(賞金制度が)普通になっていけば」とうなずいた。平泳ぎで急成長中の佐藤翔馬(東京SC)は「テンションが上がってます」と笑顔だった。

 入江は直近2大会の100メートル背泳ぎで自身が2009年に出した日本記録52秒24に迫る、52秒台を記録している。「(目標は)52秒台真ん中。前半がうまくいっても満足せず、そのままの泳ぎで速く(後半に)入れるようにしたい」と賞金も狙える泳ぎに気合を入れた。

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