高木美帆が圧倒11勝 目標の世界距離別へ集中力高め「早め早めに準備を」

 「スピードスケート・W杯」(8日、カルガリー)

 女子1500メートルは高木美帆(25)=日体大助手=が1分50秒33で勝ち、W杯の同種目で通算9勝目、個人種目通算では11勝目を挙げた。同500メートルは小平奈緒(相沢病院)が36秒65で制し、W杯同種目で27勝目、1000メートルと合わせて32勝目。男子は1000メートルで山田将矢(日本電産サンキョー)が日本新記録となる1分7秒34で7位になった。

 自らの世界記録には0秒5遅れたものの、高木美は2位に1秒43の大差をつけた。前半にスピードを抑え、最後の1周ではただ一人29秒台をマーク。リンク記録を塗り替え、今季W杯個人種目初勝利。目標とする次戦の世界距離別選手権へ弾みをつけた。

 世界屈指のオールラウンダーは、レースを重ねるごとに集中力が高まるという。特に気持ちの面で「早め早めに準備をした方がいい」と意識を変え、持てる力を出し切った。

 13日からは19年3月に世界記録をつくったソルトレークシティーが舞台となる。「ここで過信すると1週間でいくらでもひっくり返る。あくまでいいレースができたということだけ意識したい」と表情を引き締めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス