東京マラソン「現段階では開催に向けた準備を」 新型肺炎への対応策検討
東京マラソン財団は31日、中国・武漢市を中心に感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を発したことを受けて、声明を発表し、3月1日に予定されている東京マラソン2020に向け対策チームを設置し、具体的な対応策を検討することを発表した。
日本でも感染報告が相次いでおり、3万5000人以上が走る大規模イベントへの懸念が高まるが、「現段階では、状況を注視しながら開催に向けた準備を進めるとともに、今後の辞退の推移に応じ、対策を検討してまいります」と、説明した。また、「参加ランナー、ボランティアをはじめとした関係者の皆様におかれましても、医療機関、公的機関などからの正確な情報を入手するとともに、咳エチケットや手洗い等の感染対策に努めていただきますよう、お願いいたします」と、呼びかけた。
感染症の影響もあり、被害が拡大する中国国内のスポーツイベントは中止・延期が相次いでいる。