“ロボコップ”振分親方が東関襲名 弟子の「第2の人生」まで考える

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で理事会を開き、振分親方(43)=元小結高見盛=が年寄名跡「東関」を継承・襲名し、東関部屋を継承することを承認した。現役時代、土俵上で気合を入れて、顔や胸を拳でたたく姿から愛称は「ロボコップ」。純粋な人柄でファン人気も抜群の親方が部屋持ちの師匠となる。元関脇高見山の先々代、元幕内潮丸の先代に続く3代目の東関大五郎を名乗る。

 先代師匠が昨年12月13日に血管肉腫のため41歳の若さで死去。部屋の力士らは初場所まで同じ高砂一門の八角部屋預かりとなっていた。部屋は東京・柴又に新築してまだ2年。一門内や先代師匠夫人のおかみさんらが存続に向けて話し合い、部屋付きの振分親方が継ぐことでまとまった。

 悩み抜いた末に新東関親方も決断。この日、両国国技館で師匠会に出席し、「正直、今も落ち着かなくてドキドキしている」と心境を吐露した。

 「(弟子には)相撲を教えるだけじゃなく、相撲がダメになったとしても第二の人生を考えてやらないと。力士の気持ちを考えて精いっぱいやる」と所信表明した。

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