松島輝空、張本以来の小学生でシニア1勝も3回戦敗退 ジュニアで史上最年少V目指す

奮闘する松島輝空=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「卓球・全日本選手権」(15日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子シングルス、ジュニア男子などが行われた。「張本2世」と呼ばれる松島輝空(そら、12)=木下グループ=が、シニアの男子シングルスに初参戦。初戦の2回戦で大学生に勝利し、張本智和以来となる小学生でのシニア1勝を挙げた。3回戦で大学生に敗れたが、ジュニアでは昨年に続く8強入り。史上最年少優勝へ前進した。

 シニアで勝って4回戦に進めば張本と並び、目標に挙げていたリオ五輪団体銀メダリスト、吉村真晴との対戦がかなっていた。「その前に負けて悔しい」と悔しさをにじませた松島。シニアとの対戦2試合を含む一日4試合というハードスケジュールも「体力が切れたら意味がないと気持ちを引き締めた」と大人顔負けの強気を見せた。

 卓球選手だった両親の影響で2歳からラケットを持ち、昨年の全日本選手権で張本智和と並ぶジュニア男子史上最高となる小学5年で8強入り。全日本選手権世代別で小学1年から6連覇など、張本がつくった記録に並ぶ快進撃を続けている。

 16日のジュニア男子準々決勝では世界ジュニア代表の曽根翔(愛工大名電高)と対戦。「優勝したいけど、まず曽根選手に勝ったことがないので勝ちたい」と12歳は気持ちを燃え立たせた。

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