明大、連覇ならずも大逆襲劇 前半まさかの0-31から魅せた!後半5トライ
「ラグビー大学選手権・決勝、早大45-35明大」(11日、国立競技場)
スタンドからの「明治」コールもむなしく力尽きた。明大の連覇は破れた。
前半無得点という一方的な展開も、ただでは終わらない。紫紺のジャージーが意地を見せた。フッカー武井日向主将(4年)は「後半こそスローガンの“真価”が試される。逆転に行くぞ」とハーフタイムにフィフティーンを鼓舞した。
後半早々、チームは見違えるように変わった。WTB山村知也(4年)がランで持ち上がり、際どくゴールライン上へタッチ。ビデオ判定の末、執念のトライが認定された。これを皮切りに、5トライを挙げ、これぞ伝統の一戦、と言わんばかりに会場の大観衆を熱狂の渦に巻き込んだ。
田中澄憲監督(51)は「敗因は前半が全て」と悔やんでも悔やみきれない様子。立て続けに4トライを奪われ大量失点。武井主将は「パニックになってズルズルいってしまった」と流れを完全に失い、「(12月の対抗戦から)早大は思った以上に準備していた。アタックで押されてしまった」と立て直しが遅れたことを反省した。
ただ、あきらめない姿勢は伝わった。武井主将は「いろいろな意見があっていい」と、就任してから日頃、積極的に話しかけて下級生も意見が言える環境作りを意識してきた。そのかいもあって、レギュラーのロック2人は3年生。片倉康瑛は「いい経験になった」。2本目のトライを決めた箸本龍雅は「4年生には感謝。悔しさ忘れず来年こそ早稲田を倒したい」と誓った。リベンジは、頼もしい後輩たちへ託された。
