伊藤美誠「金3つ」宣言!混合複サプライズ発表で“みまじゅん”結成

 日本卓球協会は6日、都内で会見を行い、東京五輪代表男女各3人を発表した。男子は張本智和(16)=木下グループ、丹羽孝希(25)=スヴェンソン=に加えて、団体戦代表として水谷隼(30)=木下グループ=を選出。女子は伊藤美誠(19)=スターツ、石川佳純(26)=全農、団体要員で平野美宇(19)=日本生命=が選ばれた。また、新種目の混合ダブルス代表も予定より前倒しで発表し、水谷・伊藤ペアを選出。伊藤は大阪市内で会見し、卓球で史上初となる3冠を宣言した。

 混合ダブルスのサプライズ発表。女子シングルス、団体戦、混合ダブルスの3種目に出場することが決まった伊藤は「五輪で初めての3種目になる。初めての金3つを目指して頑張っていけたら」。日本卓球界の未踏の地に3度立つ。壮大な目標は、決して夢物語ではない。

 最新の世界ランクは自己最高の3位。水谷との混合ダブルスは4位に位置し、12月のワールドツアー・グランドファイナルでは世界選手権優勝の許昕、劉詩ブン組(中国)に2-3で惜敗するなど好成績を残している。日本男子の倉嶋洋介監督は、記者会見で「昨年8大会で5度の決勝進出をしているほどの安定感、実力も兼ね備えているので、文句なし」と期待を口にした。

 伊藤も胸を躍らせる。「すごくうれしい。水谷選手と分かり合っているのは女子選手で私しかいない」。静岡・磐田市にある水谷の父がつくったクラブで幼少期から一緒に練習した仲。「年齢は離れているけど、水谷選手に(意見を)言える選手はほとんどいないと思う。水谷選手と組むなら、私も言える立場でないといけない。そういうところではいいペアなのかな」と、11歳年下ながら“かかあ天下”も辞さない構えだ。

 初の五輪だった16年リオデジャネイロでは団体銅。福原愛、石川佳純の妹分だった前回から女子のエースへと立場は変わったが、気負いはない。「目の前の試合に集中していくのが一番自分らしいと思う」。まずは、3年連続3冠がかかる全日本選手権(13日開幕、大阪)で爪を研ぐ。

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