国際重量挙げ連盟で不正疑惑 薬物違反隠蔽や金銭授受も
【ビショフスホーフェン(オーストリア)共同】ドイツの公共放送ARDは5日、国際重量挙げ連盟(IWF)のドーピング不正疑惑をテーマにしたドキュメンタリー番組を放映し、各国の有力選手の多くが検査を受けていない実態や、操作された検体の提出を認める見返りに金銭授受があったと報じた。腐敗や隠蔽体質の温床として2000年から会長を務める80歳のアヤン氏(ハンガリー)の責任を追及している。
番組ではモルドバの代表チームの医師が不正疑惑の一端を証言。また国際オリンピック委員会(IOC)からの分配金がアヤン会長名義の口座に振り込まれたとした。