青学大・原監督“やっぱり大作戦”復路で自信の指数500%!花の2区に1年生岸本

 来年1月2日、3日に行われる第96回東京箱根間往復大学駅伝に出場する21チームの区間エントリーが29日、決定した。2年ぶりの総合優勝を狙う青学大は、2区に岸本大紀(1年)を大抜てき。エースの吉田圭太(3年)をレース当日に交代可能な補欠に登録した。「やっぱり大作戦」を掲げる原晋監督(52)は現在のやっぱり指数を「90%」とし、「往路で150、復路で500!」とさらに状態を上げて王座を奪還する。

 2年ぶり優勝を狙う青学大の原監督はエース区間の「花の2区」に1年生の岸本を大抜てきした。10月の出雲駅伝は2区で区間賞を獲得し、11月の全日本駅伝では2区で5位と健闘した期待の新星。「(監督就任して)16年目だけど、歴代で1番だと思う。2028年のロサンゼルス(五輪)のマラソン代表に間違いなく絡む存在」と太鼓判を押した。

 悩みはしたが、もう不安はない。懸念は岸本の状態。19日の朝練後に左足の小指の横に痛みを訴え、翌日の練習は行ったが、21~23日は全く走れなかった。「これはやばい。疲労骨折だったら終わり」と病院に行かせると、骨に異常はなく、はり・きゅうの治療で回復。24日からは順調に練習を重ねてきた。

 状態を一度崩したことで「最後の3キロに多少の不安がある」と話しつつも、期待のルーキーに「自信を持ってエントリーしてる」と強く語った。

 岸本の体調はエース吉田圭の采配にも影響した。補欠は当日朝に入れ替えができるため「岸本選手のことがあったので、往路のどこでも使えるような形」とエースをあえて補欠登録。当日は岸本の状態が悪化しなければ、1区か4区に投入する見込みだ。併用が実現すれば「強いと思います」と言い切った。

 毎年恒例の「指数」について聞かれると、今年の作戦名「やっぱり大作戦」から「やっぱり指数」を発表。「90に上がってきました。何の不安もなくトレーニングを消化してる」と自信満々に話した。今後は「スタート前に100にきて、往路で150、復路で500!」と大幅に上昇させる予定。昨年は5連覇を狙って2位に終わっただけに、指数に「5」を入れるのは「昨年の5に対するリベンジ!」と強く話す。「やっぱり指数500%」で王座奪還を狙う。

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