ラグビー7人制五輪代表候補発表 W杯組の福岡、レメキ、松島らは入らず

 日本ラグビー協会は20日、東京都内で第2次東京五輪男女7人制日本代表候補を発表。男子は藤田慶和(26)=パナソニック、松井千士(25)=サントリー=らが選出された。一方でW杯出場組は今回の代表候補に入らなかった。

 五輪出場を表明している福岡堅樹(27)=パナソニック、レメキ・ロマノラバ(30)=ホンダ=と、松島幸太朗(26)=サントリー=らがその候補。男子7人制日本代表岩渕健輔ヘッドコーチ(HC=43)は「何人かの選手と協議を重ねているところです」と明かした。

 「7人制で世界と戦えるにはかなりの時間が必要とすると考えている」と同HCは言う。15人制と競技の特性は異なり、チームにフィットする時間も要する。今回発表された代表候補は7人制に専念する協定書を結んでいるほどだ。

 早期合流を望ましいとする協会側と、1月12日に開幕するトップリーグ出場も視野に入れるW杯組。7人制移行時期などを巡り協会、本人、所属チームで意見交換をしている段階だ。

 岩渕HCは「適応するには数大会でることが望ましいと考えているので、それまでの期間が必要」と言う。複数の国際大会でテストし、代表入りというのが既定路線。W杯で活躍したスーパーカートリオの五輪挑戦へ、「興味を持ってくれる人に門戸を閉ざすことはない。来たい人は早く来てほしい」と話した。

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