高橋大輔 4回転成功も本番では「やりません」“ラストダンス”へ上々最終仕上げ

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日、代々木第一体育館)

 開幕し、20日の男子シュートプログラム(SP)へ向けた公式練習では、ソチ、平昌五輪2連覇の羽生結弦(25)=ANA=が4年ぶりに全日本選手権のリンクに降り立った。18日に練習拠点のカナダから帰国したため、この日が初練習となった。今回がシングル最終戦となる高橋大輔(33)=関大KFSC=も調整した。

 5度の優勝経験を誇る全日本の舞台が、“ラストダンス”に向かう33歳に力を与えてくれるのか。今回がシングル最終戦となる高橋は前日の公式練習に続き、この日も4回転トーループを着氷。1回だけ跳んだジャンプを、きっちりと決めてみせた。着氷後はちょっと驚いた表情を見せた。

 帰り際、4回転を入れるかどうか?の問いには「やりません、やりません。今日も何とかという感じだったので」と笑い「疲れはあるけど、いい状態になってる」。試合では組み込まないが、上々の最終仕上げとなった。

 左足首の負傷のため、11月の西日本選手権を欠場。アイスダンス転向を発表したことでモチベーションの面でも苦労し、決して順調な調整ではなかったが、ここにきてジャンプには安定感が出てきた。18日には「アイスダンスで続けるので、引退感も最後感もあんまりない」としつつ「次のステップへいく一区切り。無謀に挑戦しているけど、33歳まで現役ができるんだと思ってもらえたら」と話していた第一人者。高橋大輔という名のスケーターの生き様を刻みつける戦いが始まる。

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