新秩父宮にラグビーW杯ミュージアム建設案 人気定着狙う

 ラグビーW杯組織委員会は12日、都内で理事会を行い、大会収支見込みなどを確認。チケット収入が8月時点の予想より23億円上回るなど、収入、支出とも678億円を計上した。支出予算には今後のレガシー(遺産)として活用するものも含まれ、W杯ミュージアム建設案が浮上した。

 会見した同組織委の嶋津昭事務総長(76)は「新秩父宮ラグビー場の敷地に、ミュージアムみたいなものができれば。私の頭の中にある夢のような話ですが」と目を輝かせた。

 新秩父宮は現在の神宮第二球場解体後の跡地に、22年に着工予定。昨年11月に英郊外トゥイッケナムスタジアム敷地内の「ワールドラグビー博物館」で開催された日本ラグビー展で展示した資料も確保し、「関連資料は蓄積している」と話す。

 同組織委は来年3月31日で解散。事業は日本ラグビー協会などが引き継ぐ。同事務総長は「具体的にどうすれば国民的な人気を継続していけるか」とラグビー人気定着を願った。

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