打倒チェンへ、羽生結弦ギラギラ「勝ちたい」連発「銀メダルは記録に残らない」

 「フィギュアスケート・NHK杯」(24日・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 男子シングルで3年ぶり4度目の優勝を飾った羽生結弦(24)=ANA=が一夜明け取材に応じ、3年ぶりの出場となるGPファイナルへの意気込みを語った。

 3年ぶりとなるファイナルの舞台への権利を掴み、羽生は野心を隠さなかった。13年から16年まで4連覇を果たしたが、怪我で欠場したこの2年はネーサン・チェン(米国)が連覇。チェンには3月の世界選手権で敗れている。勝ちたい。その思いを隠すことなく、言葉にした。

 「ファイナルはネーサン選手との戦いとしか思ってない。やはり勝ちたい。勝つことに意味があると思っている」-。

 銀メダルに終わった世界選手権。「見てないんですけど」とした上で「フリーはそこそこだったけど、勝てなかった。やっぱり結果は本当に大事。銀メダルは記憶には残っても、記録には残らない。それでは意味がない。記録に残ってなんぼ。そういう強い気持ちがある。優勝したい。その思いが1番強い」と、瞳をぎらつかせた。

 もちろんライバルの力は誰よりも認めている。今季世界最高得点は羽生がスケートカナダでマークした322・59点。チェンは299・09点(スケートアメリカ)に止まっているが、「彼もこんなもんじゃないのは凄く分かっている。彼のベストと戦いたい」と、見据えた。

 前日、ブライアン・オーサーコーチが「4回転ルッツの練習はしている」と明かしていた。羽生は「ブライアンは何も考えずに言うことがあるんですけど」と苦笑いしつつ、ファイナルでの投入については「言えない。先発ピッチャーが誰かいうようなもの」と“予告先発”はせず、情報戦からこの頂上決戦がスタートしていることを感じさせた。

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