紀平梨花、4回転回避で美演技 シーズンベスト合計231・84点でファイナル確定

フリーを終えてガッツポーズをする紀平梨花=真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(23日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、SP2位の紀平梨花(17)=関大KFSC=は注目された4回転サルコーは回避し、3回転で手堅くまとめた。フリーは151・95点、合計は231・84でともにシーズンベストをマークした。残り2人の時点でトップにたったため、3位以内が確定。これにより、GPファイナルの出場権も確定させた。

 冒頭に配置したサルコージャンプは3回転でまとめた。2本目は代名詞のトリプルアクセルから2回転トーループの連続ジャンプに続けた。3本目の3回転ジャンプも降りた。

 2回目のトリプルアクセルはジャンプ4本目の要素に配置したが、これも着氷させた。SPとあわえて合計3本のトリプルアクセルを降りた。

 体力的にも苦しくなる後半に入り、3回転フリップ-3回転トーループも着氷。2回転アクセルから2回転トーループ-2回転ループの3連続ジャンプ、最後のジャンプ要素3回転ループも美しく降りた。演技後はガッツポーズもみせた。

 今回の構成は、これまで冒頭と2本目に配置していた3回転アクセルを2本目、4本目に移し、冒頭に4回転サルコーを入れる余地を残している。

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