フィギュアスケートのＧＰシリーズ第６戦ＮＨＫ杯（２２日開幕、札幌）へ向けて昨年女王の紀平梨花（１７）＝関大ＫＦＳＣ＝が２０日、新千歳空港に到着した。

　ピンクのダウンコートを身にまとい、北の大地に降り立った紀平。「（調子は）いい感じです」と笑顔を見せ「去年優勝できたので、去年の自分を超えられるよう頑張りたい」と意気込んだ。

　今季中の実戦導入を目指す４回転サルコーについては「（練習を）やってきた」といい、本番で導入するかどうかは「考え中です」。状態を確認しながら決めるとした。

　紀平は１０月のＧＰスケートカナダで２位。今大会で表彰台に乗れば、上位６人が進出するＧＰファイナル（１２月、トリノ）行きを自力でつかむことができる。昨年大会はＳＰ５位と出遅れながら、フリーで巻き返し逆転優勝。衝撃のシニアデビューで一気にトップスケーターへと駆け上がった、思い入れの強い大会だ。