体操男子の東京五輪代表選考を兼ねる種目別W杯シリーズの開幕を前に日本代表が16日、都内で試技会を公開した。自身の名がつくI難度「ミヤチ」を駆使する鉄棒のスペシャリスト・宮地秀享(25)=茗渓ク=は、ミヤチを含め4つの離れ技を成功させ14・800点をマーク。好仕上がりをアピールした。
各国最大1人の“スペシャリスト”としての個人枠獲得争いは、現状ではあん馬の亀山耕平(徳洲会)がリード。宮地はまずコトブス国際(21日開幕・ドイツ)が勝負となる。「厳しい状況だけど、勝たないと始まらない」と、気合をたぎらせた。