マラソン男子代表・中村匠吾 札幌も暑くなれ「自分にはプラス」

 男子マラソンの東京五輪代表選考会・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の優勝者で、五輪代表に内定している中村匠吾(27)=富士通=が12日、千葉県内のグラウンドで練習を公開した。

 MGCから約2カ月。五輪マラソン競技は急転して東京から札幌への移転が決定。東京での予定コースで行われたMGC経験者にとって、本番での優位性が失われることになったが「複雑な思いがあった。アドバンテージはあったかもしれないけど、札幌に変わってもコースの特徴をつかんで準備していくだけ」と、前を向いた。

 MGCでも暑くなることを願い、暑さに適応して結果を出してきた“夏男”。札幌も近年は暑くなってきているだけに「気温が上がってくれた方が自分としてはプラス」と、願った。五輪までに3月の世界ハーフ(ポーランド)などを視野に調整のレースを走る予定。スピード強化のためトラック参戦にも意欲を見せた。

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