若隆景が新入幕 “大波3兄弟”で一番乗り「一番上の段に名前があるのはうれしい」

 日本相撲協会は27日、九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。大波3兄弟の三男、若隆景(24)=荒汐=が新入幕。3兄弟(長男は幕下若隆元、次男は十両若元春)で幕内一番乗りした。荒汐部屋からは現師匠が創設してから蒼国来以来2人目。福島県からは双大竜以来戦後7人目。東洋大からは御嶽海以来5人目。

 若隆景は福岡県須恵町の宿舎で会見。「一番上の段に名前があるのはうれしい」と笑みを浮かべた。

 17年春場所、三段目付け出しでデビュー。そこから3年かからず出世。「入門前はここまで早く幕内とは思ってなかった。信じられない」と喜んだ。

 刺激は小結阿炎(錣山)、幕内炎鵬(宮城野)、友風(尾車)と先に幕内で活躍する同世代ら。「早く幕内に上がって相撲を取りたかった」。自身も体重125キロしかなく、同じく小兵の炎鵬の活躍には「正直悔しい気持ちがあった」と発奮材料になった。幕内で対戦したい相手には同級生らに加え、東洋大の先輩、御嶽海(出羽海)を挙げた。

 故郷・福島は台風19号、その後の大雨で大きな水害に見舞われた。「自分ができることは本場所の土俵で活躍すること。福島の人々に元気を与えられたら」と、故郷のためにも勝利を届ける。

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