サーフィン・五十嵐カノア 慣れ親しんだ海で3位 今季2度目5カ月ぶり表彰台

 「サーフィン・MEOリップカール・プロ・ポルトガル」(26日、ペニシェ)

 サーフィンのプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)第10戦で、男子は五十嵐カノア(木下グループ)が3位に入った。第3戦で日本勢初優勝を遂げて以来、今季2度目の表彰台。五十嵐は準決勝でジョーディー・スミス(南アフリカ)に3・17点差の12・66点で敗れた。年間ランキングは6位のまま。9月のワールドゲームズ(WG)を制したイタロ・フェヘイラ(ブラジル)が優勝。

 東京五輪の出場権を暫定的に獲得している五十嵐にとって、ポルトガルは冬場の練習拠点。「千回は入っている」と慣れ親しんだ海で相性の良さを発揮し、実に5カ月ぶりの表彰台で「波と合っている。リズムを保っていけた」とうなずいた。夏場後半から調子を落とし、海の中でいら立ちをあらわにする場面もあったが「正しいことをやっていると確かめたかった」と臨んだ今大会は心技体がかみ合った。

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