豊昇龍「叔父さんのところまで」朝青龍おい 新十両決定で抱負

 日本相撲協会は25日、大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の番付編成会議を開き、元横綱朝青龍のおいの豊昇龍(ほうしょうりゅう、20)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=と埼玉栄高出身のホープ、琴手計改め琴勝峰(ことしょうほう、20)=本名手計富士紀、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=の新十両昇進を決めた。

 元横綱朝青龍のおいで、20歳の豊昇龍は期待通りの速さで関取になった。18年初場所の初土俵から11場所と2年足らず。茨城県つくばみらい市の立浪部屋で記者会見し「叔父さんのいったところ(横綱)までいく」と細い目を鋭くさせた。

 15年にモンゴルから千葉・日体大柏高にレスリング留学したが、入学間もない5月に両国国技館で大相撲観戦。当時175センチ、66キロの少年は細身の横綱日馬富士に魅了され、その夜には叔父に相撲転向を電話で希望した。最初は怒られたものの、翌朝には「相撲を頑張れ」と認められた。

 豊昇龍は夜、布団に入ると眠るまで元朝青龍の映像を見続けるという。「叔父さんには『山の上ではなく足の下の石を見ろ』と教えられている。どうやったらあのスピード、パワーが出るのか。同じトレーニングして近づきたい」。10月初旬に帰国し、憧れの叔父に出世への決意を伝える。

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