貴景勝が大関復帰決める10勝目 優勝争いも単独トップ

 妙義龍(手前)を突き落としで下した貴景勝(撮影・開出牧)
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 「大相撲秋場所・12日目」(19日、両国国技館)

 関脇貴景勝(千賀ノ浦)が妙義龍(境川)に勝利した。10勝目を挙げたため、規定により来場所の大関復帰を決めた。

 立ち合い当たってからの突き落としで、相手を土俵にはわせた。

 大関での2場所連続負け越しにより番付を落とした力士は、直後の場所で10勝以上すれば大関に復帰できる。この規定で大関に復帰したのは6人目(7例目)で、直近は今年の夏場所で10勝5敗で復帰した栃ノ心(春日野)。また、優勝争いでも2敗を守り、明生(立浪)が3敗に後退したため、単独トップに立った。

 貴景勝は春場所後に大関昇進を果たしたが、夏場所中に右膝を傷め途中休場。一度は再出場したものの、状況は芳しくなく、再び休場した。

 翌名古屋場所は初日から全休し、2場所で陥落。1場所での復帰を目指し、今場所に臨んでいた。

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