照ノ富士 元安美錦の助言胸に白星「自分の力を信じてやる」

 「大相撲秋場所・2日目」(9日、両国国技館)

 元大関で東幕下27枚目の照ノ富士(伊勢ケ浜)が肥後ノ城(木瀬)を寄り切って白星発進した。立ち合い圧力をかけ、左から抱えて一気に仕留めた。

 「とりあえず冷静にいこうと。その通りにできてよかった、日々やってきたことを信じてやった」と、振り返った。

 大関を14場所務め、優勝も経験しながら両膝負傷に加え、糖尿病なども重なり、序二段まで降下。春場所で5場所ぶりに土俵に戻った。今場所が復帰4場所目で幕下27枚目まで番付を回復した。

 地道に筋トレ、基礎運動を繰り返し、体を鍛えてきた。兄弟子で先場所、引退した元関脇安美錦の安治川親方からは「(まわしを)取ったら強いんだからそれを信じてやればいい、取ってない時にどうやって相撲を取るか考えてやれ。昔は体が思い通りに動いたけど今は違うことが多いからそれを意識して」と助言され、心に刻み土俵に上がっている。

 あきらめず地道に一歩ずつ上がるだけ。「自分の力を信じてやる」と力を込めた。

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