37歳・嘉風が現役引退へ 休場決定で幕下陥落

 「大相撲秋場所」(8日初日、両国国技館)

 元関脇で関取最年長37歳、西十両7枚目・嘉風(尾車)が6日、現役引退することが濃厚となった。右膝を手術し全休した先場所に続き12年ぶり十両に降下した秋場所の休場も決定。途中出場も困難で来場所、幕下陥落は避けられなくなった。

 師匠の尾車親方(元大関琴風)は「膝が曲がらない。彼の激しい相撲が取れない」と話し、全快にはほど遠い様子。「ここから(幕内に)上がってくるのは1、2年かかる」と37歳の年齢を考えても、再起は不透明だ。

 ただ、本人は病院に泊まり込み必死にリハビリしている。現役16年、現役1位の金星8個を獲得する人気力士。親方は「俺が言うのは酷。最後は自分で決断させてやりたい」と言い、あとは本人の気持ち一つ。秋場所中には進退に関し結論を下す見通しだ。

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