荒磯親方、最後の綱打ち 「ちょうどいい太さ、感触」

 1月の大相撲初場所限りで現役を引退した荒磯親方(元横綱稀勢の里)が、引退相撲(9月29日・両国国技館)で締める綱を作る「綱打ち」が24日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で行われた。荒磯親方は締め心地について「ちょうどいい太さ、感触。ありがたい」と笑みを浮かべた。

 綱打ちは通常、年3回の東京開催場所の前に行われる。横綱在位12場所だった現役時代を振り返り「横綱として活躍できなかったから綱打ちは毎回晴れやかじゃなかったけれど、今日は晴れやか」と語った。

 断髪式を控え、まげを結って過ごす日々も残りわずか。「なくなるのは寂しい。一日一日を大事にしたい」と話した。

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