友野一希が3連覇で高級近江牛ゲット「家族がすき焼きの用意をして待っている」

げんさんサマーカップで優勝した友野一希(右)と2位の山本草太=滋賀県立アイスアリーナ
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 「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(12日、滋賀県立アイスアリーナ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の友野一希(21)=同大=が152・91点でフリー1位、合計226・25点で大会3連覇を飾った。SP2位の山本草太(19)=中京大=は140・18点でフリー2位、合計207・68点で総合2位となった。

 友野は冒頭の4回転-3回転のトーループの連続ジャンプから、続く4回転サルコーで成功。連続ジャンプは2・61点の加点がついた。昨季までサルコーだけだった4回転をトーループとの2種類にし、初めてトーループで着氷するなど新たな手応えをつかんだ一方で、予定していたコンビネーションが単発になるなどのミスや、スピン、ステップはすべてレベル2にとどまるなど課題も残した。

 今季初戦を「内容的には満足していないけど、優勝できてうれしい」と振り返った友野。今大会は優勝賞品が近江牛で知られ、3年連続で高級肉1キロをゲットした。「家族がすき焼きの用意をして待っているのでよかった」と笑顔を見せながらも、「4回転以外もしっかりやっていかないと。体力も強化したい」と課題を挙げた。今季GPシリーズはスケートアメリカとロシア杯への出場を予定している。

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