白鵬が琴ノ若に稽古「思い出に残ればなと思った」
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大相撲夏巡業が28日、岐阜市で始まり、横綱白鵬(34)=宮城野=が初日いきなり土俵に上がり、十両琴ノ若(21)=佐渡ケ嶽=のぶつかり稽古に胸を出した。約5分、期待のサラブレッドを土俵で引っ張り回し、転がして泥まみれにした。
父・琴ノ若とは対戦もあり2勝0敗。自身の冠大会「白鵬杯」にも父に連れられ幼少期より来ていたのも知っていた。その子に横綱流の昇進祝いだった。
「お世話になったので恩返しというか、思い出に残ればなと思った。重さはあった。(父と)懐の深さが似ている」と目を細めた。
幕下上位では“昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫、納谷(大嶽)、元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(立浪)と横綱DNAを継ぐ若武者が力を付けている。「楽しみというか恩返しになる。上がってこないと」と、早期の対戦を心待ちにした。