バド桃田賢斗が8強、次戦インドネシア難敵をライバル指名「すごく意識する」

 タイ選手からポイントを奪いガッツポーズする桃田賢斗=武蔵野の森総合スポーツプラザ
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 「バドミントン・ジャパン・オープン」(25日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 男子シングルス2回戦が行われ、前回王者で世界ランク1位の桃田賢斗(24)=NTT東日本=は、同16位のタイ選手に2-0で完勝して8強入りした。26日の準々決勝の相手は世界ランク8位のアンソニー・ギンティング(22)=インドネシア=に決まった。

 大会2連覇に向けて、次戦が最初のヤマ場になりそうだ。過去の対戦成績は8勝3敗と勝ち越しているものの、昨年はアジア大会、中国オープンと連敗を喫している難敵。今や世界王者の桃田も「彼はライバルだと思っている」と認めた上で、「彼に勝つことができれば自信をつけることができる。しっかり勝ちにいきたい」と気を引き締めた。

 ギンティングの最大の持ち味はスピードの速さ。近年フィジカル強化をしてきている桃田をして「彼がいるから自分もまだまだ(スピードが)遅いなと感じさせてくれる。今後、世代交代した時に(世界の)トップを争う選手になってくると思うので、すごく意識する」と言わしめた。

 1年後の東京五輪でも対戦する可能性のある相手にホームで負けるわけにはいかない。「迎え撃つというよりは自分の全てを出し切りたい」と力を込めつつ、「会場に来てくれた人たちに少しでも楽しんでもらえるプレーをしたい」と観客の心をつかむ名勝負を誓った。

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