魁勝が新十両昇進 師匠の47歳の誕生日に最高のプレゼント
日本相撲協会は24日、名古屋市内で秋場所(9月8日初日、両国国技館)の番付編成会議を行い、玉木改め朝玉勢(あさぎょくせい、26)=高砂=と魁勝(かいしょう、24)=浅香山=の新十両昇進を決めた。ともに愛知県内の宿舎で会見した。最十両は青狼、彩(ともに錣山)。
魁勝が師匠の47歳誕生日に最高のプレゼントだ。西幕下4枚目で4勝3敗だったため昇進はあきらめモードだったが午前10時に「ビックリ」の朗報。14年に部屋を独立してから初の関取誕生となった浅香山親方(元大関魁皇)は「信じられない。自分の誕生日なんて吹っ飛んだ。上がってくれたのが一番」と孝行息子に目を細めた。2年程前、魁勝は2度、「辞めたい」と泣きながら親方に申し入れたが説得され相撲を続けた。「辞めなくて良かった」と親方の愛情をかみしめた。