体操 内村不在の合宿にそれぞれの思い 谷川翔「エースに」 航は「みんなで補えれば」

 10月の世界選手権(カタール、ドーハ)に出場する体操男子日本代表が17日、都内で強化合宿を公開した。

 これまで“絶対王者”として体操ニッポンをけん引してきた内村航平が12年ぶりの世界大会代表落ちとなり“大黒柱”不在の代表合宿。それでも今年の全日本、NHK杯を制した谷川翔(20)=順大=は「頼もしい人がいないという感じはする。ただ、自分がそっち側の人間にならないといけない状況。みんな思っていると思うけど、日本のエースになる、と思ってやりたい」と、力強く誓った。

 初の兄弟代表となった兄の谷川航(22)=セントラルスポーツ=は、翔の発言を聞き「航平さんは絶対的なエースで、いてくれるだけで心強かった。そこを翔1人で背負うのは大変」と思いやり、「そこは僕や和磨(萱)でサポートして、みんなの力で航平さんの不在を補えるようにできれば」と、力を込めた。

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