柔道のグランプリ大会最終日は7日、モントリオールで行われ、男子100キロ超級は約2年ぶりに国際大会に出た五輪2連覇中のテディ・リネール(フランス)が決勝で原沢久喜(百五銀行)に延長の末に優勢勝ちした。原沢との対戦は、指導1の差で勝利した2016年リオデジャネイロ五輪決勝以来だった。
30歳のリネールは17年8月に世界選手権で8連覇を達成し、同11月の世界無差別級選手権を制して休養していた。原沢との一戦は一進一退の攻防が続いたが、延長1分すぎにリネールが強引に大外刈りを仕掛けて技ありを奪い、来年の東京五輪に向けた再始動を優勝で飾った。(共同)