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琴ノ若「大関以上に上がりたい」“親子3代関取”の夢かなえ母校から化粧まわし

 「大相撲名古屋場所」(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)

 “親子3代関取”の夢をかなえた新十両琴ノ若(21)=佐渡ケ嶽=が6日、母校・埼玉栄高の化粧まわしを贈呈された。愛知県一宮市の宿舎に同校の恩師・山田道紀監督が駆け付け“できたて”の逸品を直接手渡された。

 同校スクールカラーのオレンジ化粧まわしは節目の20本目。関取となった先輩らが着用する姿を見て憧れてきた琴ノ若は感激した。「中学・高校それより前から見てきた。喜びはすごくある。プロを目指すと決めた時から目標の一つ。(先輩らに)早く追い付きたい思いがあった。感慨深い。うれしい」。

 オレンジまわしを幕内で着用するのがまずは目標。そして大関豪栄道、貴景勝ら偉大な先輩のように、同校から黒、紫など、もう1本、化粧まわしを贈られる番付に上がりたい。「大関以上に上がりたい」と言い切った。

 相撲部屋に育ち、先代師匠の元横綱琴桜から相撲を教わった。父が師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)で幼少期より、相撲を継ぐのは当たり前だった。

 目指すは先代師匠の横綱の地位。「『まだまだだ、これからだ』と生きていたら声を掛けられると思う。先代に追い付きたい一心でやっていく」と、目を輝かせた。

 中1から高3まで6年間、埼玉栄で鍛えた山田道紀監督にとっても喜びはひとしお。「中学から(埼玉栄に)来た子で関取になったのは初めて。育てる方もプレッシャーだった」と、角界のサラブレッドが無事にはばたき、安どした。

 裕福な家庭で育ったが祖父譲りで厳しい母の下、精神的にも強いことを山田監督は実感する。「お坊っちゃんだけど甘やかされていない。跡取りとして見えないプレッシャーはあったと思う。両親が一番ほっとしている」。

 主将を務めた高3の高校総体では、不利と言われながら優勝。決勝では2勝2敗で迎えた大将戦で琴ノ若は格上相手にうっちゃりで劇勝した。「この子は持っているものがある」と山田監督は言う。

 「父と同じ琴ノ若じゃなくていい。比べられないような強みを出していってほしい」と、さらなる飛躍へエールを送った。

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