16歳・長崎美柚が大金星「まさか勝てるとは」元世界1位中国トップ選手を撃破
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「卓球・荻村杯ジャパン・オープン」(14日、北海きたえーる)
女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク39位の長崎美柚(16)=エリートアカデミー=が、元世界1位(現4位)の朱雨玲(中国)を4-1で撃破して16強入りを決めた。
日本女子の次世代エース候補が大金星を奪った。格の高いワールドツアー・プラチナに位置づけられる今大会には中国トップ選手も軒並み参戦している。1回戦から強敵との対戦となった長崎だが、力強いフォアドライブを武器に相手をほんろうし、殊勲の1勝を挙げた。
長崎は164センチの体格を生かし、左腕の両ハンドから繰り出す日本選手随一のパワーボールが持ち味の高校2年生。「自分の最高のプレーをすれば戦えると思っていたが、まさか本当に勝てるとは思ってなくて自信になりました」と振り返り、「初めて中国の(世界ランク)トップ5の選手と試合し勝つことができて、自分の技術がトップ選手にも通用するんだと実感しました」と自信を深めた様子だ。
18年世界選手権団体戦代表にも抜てきされたこともあるホープ。東京五輪代表争いでは現時点での世界ランクで日本勢10番手と厳しい状況だが、ここから巻き返しを図る。