体操協会、村上の救済案を否決 世界選手権の代表選考で

 日本体操協会は8日の理事会で、5月のNHK杯を棄権した女子のエース村上茉愛(日体ク)に世界選手権(10月・シュツットガルト=ドイツ)代表入りの可能性を残すための救済案を否決した。代表選考基準を変更し、全日本種目別選手権(22、23日・高崎アリーナ)で高得点をマークすれば選出できるとする案は反対多数となった。

 選考基準で代表5人のうちNHK杯上位4人が決定。残り1人は「NHK杯12位以内(ナショナル強化選手)」から団体総合で貢献できる選手を選ぶ。

 田中光女子強化本部長がNHK杯終了後に選考基準の見直しを含め、村上の救済を検討する考えを示していた。

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