日本障がい者スポーツ協会(JPSA)は6日、東京都内で理事会を開き、女子マラソン五輪2大会連続メダリストの有森裕子さん(52)を新理事とする理事候補案を承認した。21日の評議員会で正式決定する。
1992年バルセロナ五輪で銀、96年アトランタ五輪で銅メダルを獲得した有森さんは、日本陸連理事を務めるなど多くの団体で活躍。障害者スポーツ関連では、2008年から知的障害者を対象とした組織、スペシャルオリンピックス日本で理事長を務めている。
起用には、有森さんのスポーツ分野での知見を振興に生かすほか、理事の女性比率を高める狙いがある。