広島大、大接戦制し2回戦へ “ディフェンスからの速攻”みせた

 「デイリー主催・西日本学生バスケット、広島大73-63大阪市大」(2日、東和薬品RACTABドーム)

 男子1回戦8試合が行われた。広島大は大阪市大との国公立大対決で熱戦を繰り広げ、73-63で初戦を突破した。神戸学院大、環太平洋大、岡山商大、熊本大なども2回戦へ駒を進めた。3日は男子2回戦38試合がエディオンアリーナ大阪など、女子1回戦11試合が丸善インテックアリーナ大阪で行われる。

 最後まで気の抜けない大接戦を制した広島大が、2回戦進出を決めた。

 国公立大対決は、第3Qまで5点以上の差が開かない緊迫した展開。「落ち着け、落ち着け」とチャンスの度にコートから、ベンチから、声を掛け合った。一本のミスが命取りになる中、集中を切らさず突き放すタイミングを待った。

 53-53で迎えた第4Q。均衡を破ったのは、高さよりスピードで勝負するため限られた練習時間の中で作り上げてきた“ディフェンスからの速攻”だ。チーム最多となる16得点の活躍をみせた大道拓将(2年)らの連続ポイントで一気に5点差。ここから最後まで、攻撃の手を緩めなかった。

 故障やテスト期間などが重なり、主要メンバーが欠けた状態で挑む今大会。チームはここ数年、監督も学生が務めてきた。今季の指揮を執る4年の垣尾舟汰監督は、「万全ではない状態で、よくやってくれた」とねぎらった。

 それに応えるように「うれしいですが、(自分の)パスがずれていた。次はしっかり合わせていきたい」と早くも次戦へ気持ちを切り替えた大道。昨年果たせなかった2回戦突破に向け、さらに団結を強める。

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