朝阪神 物言いの末に勝利で5割復帰 大ファン阪神も貯金1で「うれしい」

 「大相撲夏場所・11日目」(22日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段32枚目の朝阪神(18)=高砂=が広瀬(荒汐)を押し出して3勝目(3敗)を挙げ、星を5割に戻した。最終七番相撲に勝ち越しをかける。

 強い踏み込みから、終始攻め続け、最後の一押しで相手の足が先に土俵を割ったのは見えた。しかし、自身も土俵際ではたかれ、飛び出した。物言いが付き、長い協議の末、軍配通り、自身の勝ちが決まった。

 「相手の勝ちはないと思った。取り直しでももう一丁いくだけ。(協議が)長かった」と気持ちは切らさなかった。「攻め続けることはできた。押し切れれば良かったけど、もちゃもちゃしたから物言い。それが無くなればもっと勝てるのかな」と際どい勝負となったことを反省した。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。昨年春場所、朝塩本から改名した。阪神は前日、ヤクルト相手に3-2と接戦をものにして貯金1とした。

 自己最高位で「自信になる」と言う3勝目だが、「次、最後勝てばもっと自信になる」と、気合をいれた。「阪神が勝つとうれしい。頑張ろうと思う。自分も勝ち越せるように」と3場所連続で“貯金”フィニッシュを誓った。

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