柔道女子52キロ級世界女王の阿部詩(18)=日体大=が4日、東京都文京区の講道館で行われた柔道教室に参加し、小学生に片襟での背負い投げを指南した。指導経験があまりないため言葉に詰まる場面もあり、「何を教えていいかわからず緊張した」と四苦八苦。「私は感覚的にやってる部分が多いので、言葉で教えるのが難しくて…」と“天才”ゆえの苦悩をのぞかせた。
小学生や保護者からは大人気で、終了後も写真撮影や握手攻めが殺到した。「大変でした」と苦笑いしつつ、「(子供が柔道を)やってみたいと思う機会を増やせたらいい」と使命感に燃えていた。