吉村&石川組連覇ならず 本腰入れてきた中国ペアに屈す「すごく悔しい」

 混合ダブルス決勝で中国の許昕、劉詩雯組に敗れ、引き揚げる吉村真(左)、石川組=ブダペスト(共同)
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 「卓球・世界選手権」(26日、ブダペスト)

 混合ダブルス決勝が行われ、前回17年デュッセルドルフ大会金メダルの吉村真晴(25)=名古屋ダイハツ、石川佳純(26)=全農=組は1-4(5-11、8-11、11-9、9-11、4-11)で、許シン(29)、劉詩ブン(28)の中国ペアに敗れ、連覇はならなかった。

 前回大会で日本に48年ぶりの金メダルをもたらした世界王者ペアだが、再結成したのは大会2週間前。大会序盤は本調子とはいえなかったが、一戦ごとにコンビネーションを高めて3大会連続で決勝進出した。連覇に王手を懸けたが、今回は相手が強力だった。

 東京五輪から混合ダブルスが正式種目として実施されることが決まってからは初めての世界選手権とあって、今大会には中国トップ選手同士のペアが出場している。許、劉ペアが勝ち上がり、強化が本格化していることを見せつけた。

 第1ゲーム、いきなり4連続ポイントで主導権を奪われると、反撃かなわず5-11で落とす。第2ゲームは3ポイント連取で始まったが、後半に4連続ポイントで逆転を許す。4連続ポイントで始まった第3ゲームこそ終盤の反撃をしのいで11-9で奪ったが、その後2ゲームを奪われて銀メダルに終わった。

 石川は「第4ゲーム、勝負どころで9-10まで追いついたところで、そこを落としたことがすごく悔しい」と勝敗の分かれ目に挙げた。吉村は「いいプレーも出たが、競り合いの場面でその1本が取れず悔しい」と振り返った。

 1957、59年大会の荻村伊智朗、江口冨士枝以来、日本勢の同一ペアとしては60年ぶりの連覇はならなかった。それでも石川は「同じペアで3大会連続決勝に進むことはなかなかないことですし、この結果は誇りに思いたい」と話した。

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