丹羽孝希 善戦も中国勢の壁 男子シングルス40年ぶりメダルならず

 「卓球・世界選手権」(26日、ブダペスト)

 男子シングルス準々決勝が行われ、日本勢唯一の8強入りとなった世界ランク8位の丹羽孝希(24)=スヴェンソン=は3-4(10-12、12-10、8-11、4-11、11-9、11-7、5-11)で、初対戦となった同9位の梁靖崑(22)=中国=に敗れ、男子シングルス40年ぶりのメダル獲得はならなかった。

 勝てば1979年平壌大会で優勝した小野誠治以来となる男子シングルスでのメダルが確定する一戦。前回デュッセルドルフ大会に続き2大会連続の8強入りとなった丹羽だったが、今回も“中国の壁”は厚かった。前回は現世界ランク1位の樊振東(中国)に完敗したが、今回はその樊を撃破するなど成長著しい梁に屈した。

 丹羽のサーブから始まった第1ゲームは一進一退の攻防となり、10-9で先に丹羽がゲームポイントを握る。しかしここから梁が底力を発揮して3連続ポイント。第1ゲームを失った。

 第2ゲームは中盤4連続ポイントを挙げた梁が10-6のゲームポイントを握ったが、ここから丹羽が気迫の6連続ポイント。ゲームを奪い返すと、右手を挙げた。

 しかし丹羽は第3ゲームを落とすと、第4ゲームも流れを変えることができず、序盤から7連続ポイントを奪われる。

 後がなくなった第5ゲームも梁に先制されるが、4連続ポイントなどで逆転して奪う。調子を上げてきた丹羽は第6ゲームでも強烈なチキータなどで5連続ポイントでファイナルゲームへ。

 しかし最終ゲーム、5連続ポイントを先取されて窮地に。粘りも及ばず、メダルは幻に終わった。

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