小出義雄さんが死去 陸上女子長距離の名指導者

 2000年9月、シドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子選手と笑顔で握手する小出義雄氏(共同)
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 陸上の女子長距離の名指導者で、五輪金メダリストの高橋尚子さんらを育てた小出義雄さんが24日、死去した。80歳。千葉県出身。

 千葉・山武農高(現大網高)を出て家業を継ぐなど働いた後、順天堂大に進んで箱根駅伝に3度出場。千葉県の佐倉高、市立船橋高などで教員を23年間務め、1988年にリクルートの監督に就任。マラソンで92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅メダルを獲得した有森裕子さんらを育てた。

 高橋さんらと共に積水化学に移籍した97年は世界選手権で鈴木博美さんを世界一に導き、2000年シドニー五輪で高橋さんが陸上の日本女子で初の金メダルを手にした。

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