前回銀メダル大島&森薗ペアが2回戦敗退…あと2点からミスミス「悔しがる権利ない」

 「卓球・世界選手権」(23日、ブダペスト)

 男子ダブルス2回戦で、前回17年大会銀メダルの実績を持つ大島祐哉(木下グループ)森薗政崇(岡山)組が、フランスペアに3-4で敗れる波乱があった。

 3-3で迎えた最終ゲームに落とし穴が待っていた。9-7と勝利まであと2点と迫ってから、森薗が続けて生命線のチキータを外して2連続失点。9-9となり、今度は優位にラリーを展開していた場面で、隣コートのボールが入ってきて中断。2人は思わず悔しがるリアクションを見せた。

 仕切り直して集中したはずだったが、今度は大島が2回連続でサーブからの3球目攻撃をミスしてジ・エンド。不運も重なっての惜敗だったが、大島は「運も実力のうちなので、何も言うことはない。ボールが入ってきたら中断するのはルールなので。運がなかったと言うこと」と受け止め、「フォア前にチキータが来るとわかっていたのに2本ミスしたことが悪い」と肩を落とした。

 2年前は世界一が見えたが、今回は森薗がシングルス、混合ダブルスと3種目に出場するなど多忙となり、男子ダブルスに割く時間は前回に比べて半分もなかった。事前合宿では大島が体調不良で休養するなどアクシデントにも襲われた。森薗は「(プレーの)質を高めることが足りなかった。準備の段階で負けているような試合だったので。悔しがる権利もないのかなと思う。人事を尽くせなかった」と嘆いた。

 今後の見通しについても厳しい現実を受け止め、「(大島と)6年間組ませてもらってこういう結果になってしまったので。監督たちの意向次第だが、解散も視野に入れながら、またチャンスを頂けるのならもっと2人で話し合ってやっていくしかない」と森薗。自身は残り2種目で3回戦に進出しているだけに、「おのおのが今日の負けを糧にいくしかない」と前を向くしかなかった。

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