元稀勢の里の荒磯親方、人気健在 故郷・茨城で巡業 「背広姿、似合ってるぞ」と声援
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今年1月の初場所で引退した大相撲の元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が14日、出身県の茨城・常陸大宮市で行われた春巡業に参加し、スーツ姿で土俵に上がり、故郷の大応援に対し、御礼のあいさつを述べた。地元3100人が喝采の大フィーバーで“稀勢人気”の健在ぶりを見せた。
「稀勢の里ー」の大コールとともに「何で引退したんだ」、「背広姿、似合ってるぞ」と温かい声援が飛んだ。三次市長から花束を受け取り、現役生活をねぎらわれた。
土俵上では晴れやかな表情。「1月で引退して荒磯を襲名いたしました。17年間大変お世話になりました。茨城の方にはたくさんの応援をいただき本当に力になりました。おかげで横綱に昇進することができた。これから後進の指導に当たりまして、みんなに愛される横綱、大関を育てられるように一生懸命がんばります」と感謝と決意を込めた。